バロックパール
バロックという語は、Baroque(歪んだ)というポルトガル語が由来と言われています。
簡単に言ってしまえば、いびつな形のパールをバロックパールと呼びます。
真珠はやはり丸いという固定観念があると思いますが、
南洋パールの生産量が多くなったこともあり、バロックパールも多く見られるようになりました。
丸珠の多いアコヤではバロックはあまり出回らないのですが、南洋はバロックの宝庫です。
バロックというと、丸珠よりランクも落ち、価値の低いものだと思われがちですが
パールは、色・大きさ・巻き・照り・キズ・形・貝の種類・希少性
など、様々な条件を交えてランク付けされ、値段がつけられます。
バロックとは言うなればただの形の言い回しで、価格もピンからキリまでです。
バロックパールは自然の産物である為、他に二つとない形や色を楽しむことができます。
丸珠とはまた一味違い、カジュアルでもフォーマルでもお洒落に際立たせてくれる、
個性的でありながら使いやすいパールだと思います。
パールがお好きだという方の中ではバロックが良いという方も多いように感じます。
パールは上のように本当に多種多様で、完璧な真円で完璧な色であることが絶対に良いということではなく、
楽しみ方は人それぞれで、個人個人の好みの楽しみ方で良いと思うのです。
バロックパールは同じような形が無く、珠の形も丸ではないことが多いので
ピアスやイヤリングに加工する際ペアになるものを探すことや、
珠の形状に合わせた加工等の作業が難しいということもあり
バロックパールが欲しい、バロックパールが好きだ、という方の数に反して
バロックパールを使った商品は少ないように感じます。
個性的でお洒落にみせてくれる、一つは持っていたい便利なパールです。
← バロックでも丸に近いもの、巻きが崩れていたりエクボなどもあります。
下が真円の真珠。
← このようにサークルがあるものや、
← このようにバロックでも、巻きも綺麗で傷もなく大きさも申し分ないものもあります。
← 形も多様ですが、色も沢山あります。
← そんな南洋ゴールドパールのバロックで組んだネックレス
フォーマルにもカジュアルにも使えます。
南洋バロックパールのルースをシルバーリングに加工したものです。
3点ともバロックパールではありますが、右と真ん中のリングのように
円に近い珠を合わせて台を作り、真円にみせるようなことも
左のリングのようにバロックで縦長であることを活かし
モダンに仕上げるということもあります。
お客様のご希望に沿って、ご相談に乗りながらお作りしていきます。
お困りのことがございましたら、ぜひ一度CARCAJOUにご相談ください。